AKIRA'S WORKS (Snowdomes)


< once upon a time… >
高さ65ミリ・グラスグローブ
(直径45ミリ)


スノーグローブの中に映るのは
老船長の古い記憶。
それは、子供の頃から憧れ続けて
ついに乗り組んだ帆船のこと。
その思い出は数十年を経た今でも
キラキラと輝いています。

精巧な帆船は海洋堂製の食玩。
老船長はプライザーフィギュアです。


切なげな表情の白ヒゲ船長の
フィギュアを見た瞬間、
シチュエーションを思いつき、




スノーグローブの中の風景を、
マンガの表現手法「吹き出し」と呼ばれる空想窓に
見立ててみました。


思いついたはいいものの、
スカルピーで作った台座とゴム栓が
水につかる度に何度もはがれるという苦労を味わいました。
焼けて固くなったはずのスカルピーが、
接着面だけを残して途中からポロポロと崩れてしまうのです。
オーブントースターで焼けるタイプの、
粘度の高いオーブン粘土で台座を作り直してやっと完成。

根気よく取り組んでよかったと思える出来映えです。


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